コンサート漬け


このところコンサート漬けだった。21日は群響。私の好きな井上道義。本人作曲の曲には指揮者のカデンツアというのがあり、おかしなことをして楽しませてくれた。一流の人はなにをやってもはまるね。どうしたらそうなれるのだろうか。22日は桐響の演奏会。パイレーツオブカリビアンはタイムリーだし選曲も演奏もよかった。しかし他は・・・。楽しい企画が盛りだくさんだったが進行がいまいちでだらだらした感じを受ける。また桐響は賛助出演者が少ない。それはアマオケとしてあるべき姿である。しかし聴く側にとってはあまり幸せなことではないかもしれない。だからといって賛助だらけですばらしい演奏だったとしてもそれはそのオケの演奏といえるのかどうか。賛助無を貫く姿勢は立派と思うのでできればもう少し練習や進行により補ってほしいかな。27日は群響団員古橋綾子さんのチャリティ無伴奏リサイタル。なんと無料。彼女のファンになって5年になるがソロのリサイタルに行くのは初めて。しかも無伴奏。期待通りすばらしい演奏だった。管楽器と違って弦楽器は指揮者と同様に弾くと言う動作がすべて見える。つまり見える動作そのものがその人の音楽といってもいい。やはり弾きっぷりが気に入るということはその人の音楽が気にいるということかも知れないとあらためて思った。29日は寺田史人ヴァイオリンリサイタル。綾ちゃんの演奏がとてもよかったので他のバイオリニストでも満足するかもと思って行って見たがいまいち。うまい人が難しい曲をさらりと弾いてみせるという感じで音楽的には感じるものはなかった。やはり浮気はよくないようだ。