「五本の柱」


「五本の柱」バイオリン教室に入門した子がコンクールを受けるまでを描いた一応小説のようになっているのだが小説風教本といってもいいような内容。五本の柱とはロングトーン、デタッシェ、マルテレ、スピカート、ソーティエのことである。いずれも弓の使い方であり右手が重要と言うことである。とにかくプロの考え方というのがよくわかる。プロはやっぱり求道精神というか哲学と言うか精神的に高度なものが求められるし求めていかないといけないようである。やっぱりアマチュアはお気楽でいい。なれるはずもないがプロにならなくてよかった。