読書記録


「大江戸生活体験事情」現在の100分の1のエネルギーで生活していたといわれる江戸時代の生活を体験してみた感想。なにからなにまでというわけではなく、時刻、暦、衣服、履物、照明、筆記用具などをそれぞれ使ってみた感想というものである。それぞれまあまあ面白いがもともと江戸時代が好きな人たちなので一般人の感想というわけではない。筆者の一人はおおむね100倍手間をかければエネルギーは100分の1、2倍手間をかければ2分の1になるという感覚を得たようである。ただ100倍手間をかけるといっても現代人は手間のかけ方を知らない。だから筆者は知識はエネルギーであると言っている。なるほどそういう見方もある。
「リフォーム値段・原価のからくり」表題のとおりの内容で想像の範囲内。具体的相場が載っているので本当に具体的に考えている人には役に立つだろう。
「平成関東大震災」表題のような地震がおきたら実際のところどうなるということを書いたシミュレーション小説。堅苦しくなく軽く読めるがそれほど面白くもない。とにかく大変なことになるのはよくわかる。
「カレーを食べると病気はよくなる」カレーが体にいいという話はよく聞くが何がどのようにいいのかと思って読んでみた。一般にはカプサイシンが血流増加につながると思われているがこの本はその立場には反対しておりターメリックなどそれぞれのスパイスの効能をいちいち説明している。辛さと効能は別であり辛さでないさまざまなスパイスの薬効の集合によりカレーは健康にいいということのようである。