「数学で宇宙制覇」「空腹力」


「数学で宇宙制覇」宇宙論と数学のかかわりをわかりやすく書いた本。現在の宇宙論は山のようにでてくる素粒子を数学の群にあてはめて矛盾がないようにということで進んでいるらしい。ひも理論もそういうことである。とても物理的には行けない広がりをもった宇宙と人間の頭の中だけで考えた数学がこれほど密接にかかわっているのは面白い。「空腹力」いわゆる断食本である。話半分というより話1割ぐらいで読まなければならないがまあそれでもちょっとは面白い。健康法の最近の情報では水は大量に飲んだほうがよいことになっているがこの人は水は必要以上にのむべきではないという立場。要は人間の体の方はかわらないはずなのに健康についての情報は時代によってくるくるかわるということ。そんな意味で最近の潮流にまどわされないよう、昔からある断食本を時々読んでみるのもいいかもしれない。