経済対策


麻生総理が打ち出している経済対策の給付金の合計は2兆円だそうである。高速道路1000円の財源は5000億円だそうである。各人へのばらまきなんて馬鹿なことをしないでたとえば太陽光発電太陽熱温水器の補助として使ったらどうなのだろう。たとえば1年間限定で太陽光発電または太陽光温水器の導入補助率50%とする。これで2兆円を使ったらどのくらいの効果になるだろうか。1兆円を太陽光に、1兆円を太陽熱に使うとする。3kWの太陽光発電導入に250万円かかるとして1000万円の補助金で8世帯24kWのものがつくことになる。1兆円では80万世帯240万kWである。1kWの太陽光発電装置は年間1000kWh発電するので24億kWhこれにより発電される。これにより削減されるのはおもに火力なので重油換算で72億kWh、7億L、175万tのco2が削減される。一方太陽熱温水器は20万の補助で年間200Lの灯油が削減できる。1兆円では500万世帯10億L、250万tのco2が削減できる。高速道路1000円のかわりに18切符を各家庭に配布することにしよう。5000億円で4000万枚配布できる。これにより半分の2000万世帯で平均300km自家用車の使用が減ったとする。各世帯で減少するガソリンは30L、全体で6億L、150万tのco2削減となる。全部あわせて575万tのco2削減。日本のCO2排出量の約0.5%を削減することができる。やるならこういうことをやってほしいものだ。しかしこれだけお金をかけても0.5%の削減とは。増やすのは簡単だが減らすのは難しい。