「なぞの宝庫・南極大陸」


南極にまつわるエピソードや最新科学情報など。最初の南極到達の冒険物語はそれなりに面白い。アムンゼンやスコットのころ日本からも白瀬大尉という人が南極探検していたというのはまったく知らなかった。成功話だけでなく失敗した例も載っていてそれをみるとただ単に南極大陸を探検するだけでもいかに危険が多かったがわかる。南極の氷からは過去のCO2と温度の関係もわかりそれらは比例関係にあるらしい。だからCO2が増えると温暖化になるというのは確かそうではあるのだが、実際現在南極の氷が増えているのか減っているのかを測定することは難しい。温暖化になると南極空気が水蒸気を含みやすくなり雪が増えて南極の氷は増えると以前は聞いていたが、最新の調査では氷河の流速が増えた結果世界の海を1cm上昇させるくらい南極の氷は減っているという結果になっているそうである。そう聞くと温暖化対策は必要な気がするが、やるんだったら今50%削減とかしなければ意味がない気もする。石油が枯渇するかもしれない2050年に50%削減という目標は石油の枯渇によって達成されるかもしれず、だったら別に今それほどシビアに削減する必要はないような気もする。とはいえ温暖化というよりは石油の枯渇に対応するため太陽光や風力など自然エネルギーの活用は全力で取り組んだほうがいいとも言える。結局目標は違っても手段は同じになるかもしれない。