民主党


衆議院が解散されていよいよ民主党政権ができそうな気配である。民主党はCO2を2020年までに現在の30%削減をしようとしているらしい。しかも高速道路は無料化するし、暫定税率は廃止するらしい。CO2は増えることはあっても減ることはないのでは?−6%も難しくて実際には増えてしまったものをどうやったら30%も削減できるのだろう。民主党が言っていることはCO2排出権取引の創設、再生可能エネルギーの大幅な増大、環境税の導入などである。暫定税率を廃止してかわりに環境税の導入をすればそれはまあよいでしょう。でもそれはCO2が増えないだけで減るわけではない。排出権取引といっても多少のお金が環境対策に回ることにはなるかも知れないがそんなに即効性のあるものでもない。再生可能エネルギーを50倍にしたところでせいぜい5%の削減であり1990年に戻るだけだ。のこり25%はどこからもってくるのだろうか。自民党の案は原発を増やすことに頼っている。この10年で原発がそれほど増えるとも思えないがまあ稼働率をあげればまだ実現性はあるだろう。90年比15%だし。でもCO2が増える代わりに放射性廃棄物が増えるのは気持ちのいいものではないし、どちらがいいのかは私にはわからない。普通に考えればCO2より放射性廃棄物の方が危険に思われる。だから自民案がいいとも思えないが民主党案はいいように思えても実現性がまったくないように思える。まあお手並み拝見というところか。