自民党


自民党は負けそうな気配を察して民主党攻撃に余念がない。自党の公約のまとめをあとまわしにして民主党の主張は財源の根拠がないばらまきだと批判している。子供手当て?6兆円はどこから?農業所得保障?2兆円はどこから?などといっていかにも自民党はそんな無責任なことはしないと言っているかのようである。でもこれまでずっと政権をもっていて300兆円も赤字をためてきたのは誰だったんだ?年金が危ないといいつつ、少子化をなんとかしないとといいつつ手当ても作らずに少子化の進行を許しでたらめな年金管理をやってきたのは誰だったのか。温暖化対策で−6%が必要といいつつ実際には手をこまねいてCO2を増やしあげくのはて高速1000円などという明らかにCO2を増やして公共交通機関の経営に打撃を与える政策をとったのは誰だったのか。そこに政策はあったのか?自民が民主をたたけるほどちゃんとした政策をもっていたのか。もちろん民主党の政策はいいことがならんでいても現実的でないものも多く実現するかどうかは眉唾。でも現実と政策があったとしてどちらが先にあるべきかといえばやはり政策の方であろう。自民党の今の姿は現実的対処を重ねた結果、現実に追い詰められたかのようである。民主党は現実に追われていない分だけ政策を描ける余裕があるように見える。政策が明瞭であれば政策に合わない支出を大胆にカットすることもできるかもしれないしあるいは奇跡的にうまくいったりするかも知れない。寄せ集めと言われる民主の正念場でもある。とにかく今から何%削減するかとかではなくて、まず政策があってからそれに合わせた予算配分をするという順序にすることだけでも民主党に期待したいと思う。