日産の電気自動車

日産が来年５万台作る予定の電気自動車リーフを発表した。通常の車とあまりかわらない支払額になるよう値段設定をするという。つまり補助金が１／３でることを予定して３００万円程度の価格にするということだろう。三菱やスバルの電気自動車も同様な補助が出ているらしいが５万台でも同様に出すのだろうか。１００万円の補助を５万台分出すと５００億円である。これはかなり非生産的な出費だと思うのは私だけだろうか。電気自動車は太陽電池などと違ってエネルギーを作るものではない。消費の仕方が変わるだけである。それが劇的に減少するならいいが、火力を使った電気を使う場合には軽自動車とたいして変わらない燃費であり、また電池の環境負荷は高いらしいので軽自動車より環境に悪いかもしれないのだ。それを企業が勝手に売り出すのはそういう車がほしい人もいるだろうから悪いとは言わないが、そこに税金で補助するのは納得いかない。数量が少なくて景気対策にもならないし、エコが重要なら地熱発電など他にいくらでもお金をかけるべきところがあるだろう。日産はそんな補助金のもったいない使い方をあてこんで「エコカー」を作ろうなんて発想がよろしくない。もっと技術でエコに挑戦してもらいたいものだ。自民党は原発を作りたいから電気自動車に肩入れするのだろう。かといって民主党もこの補助金をやめるとはいわないだろうし。ああもったいない。