排出権代1兆7千億円!


ドイツ銀行が日本がCO2の25%減をやろうとすれば2020年までの8年間で10億t分の排出権1兆7千億円を払うことになるとの試算を発表したらしい。1tあたり1700円。排出権はずいぶん安い。前に太陽電池とかで25%減をやろうと思ったら120兆円必要と見積もったが、排出権を買えばその70分の1で済む。灯油1Lは2.5kgのCO2を排出する。CO2の1tは灯油400L分ということだから灯油1Lあたりの排出権価格は4.25円。だったらその程度の環境税をかけてそのお金で排出権を買えばCO2の25%減なんて簡単だ。環境税でなくても排出権付き灯油とか排出権付きガソリンとか売れば関心のある人は買うのではなかろうか。まあ排出権に払ったお金がほんとにCO2削減に役立つのか不明だが。また、日本のエネルギー安全保障の点からは排出権にお金を使うより省エネや自然エネルギーの開発にお金を使う方がいいのだが。まあ、そういう安易な方法もあるとわかればそんなに悲観しなくてもいいかもしれない。