みなかみコンサート


楽しみにしていたみなかみのコンサートに行ってきた。往復ちょうど200km。帰りは外気温3度で22度設定の暖房を入れたのだが燃費は27.2km/lだった。長距離であれば暖房もそれほど燃費に影響しないようだ。エンジンがあったまってしまえばいいのだろう。コンサートは新コンサートミストレス伊藤文乃と群響メンバーによる弦楽合奏。曲目はクリスマス、ドッペル、カノン、アルビノーニ、主よ、秋、冬、アンコールにG線。とても楽しいコンサートだった。前半は2ndトップの秋葉さんとのコンチェルト。二人の対比がおもしろい。言ってみれば伊藤さんは水墨画、秋葉さんは油絵。バロックには伊藤さんの音が似合うし指揮者色に染まらなければいけないひとだから適していると思う。秋葉さんは一度ソロリサイタルも聴いてみたいと思った。後半、チェンバロアルビノーニは初めて聴いたが、やはりオルガンの方がよいかと思う。秋、冬では綾ちゃんがソロ以外のバイオリンのトップ。バイオリンで一番気に入っている人たちがソロとトップで最高。綾ちゃんはやはりすごい。音の弾き出しが点なのだ。しかも迷いがない。普通は加速期間があるからその間に合わせればずれた感じはしないが、点だとぴったり合わないとずれた感じを受けてしまうし迷う時間もない。結果的に伴奏全体が引き締まるのではないだろうか。ところでベースは山崎実という人だったが、この人がまたよい。もし自分がちゃんと弾けたならああ演奏したいと思うような演奏をやってくれる。そんなわけで曲も演奏も演奏者も大満足のコンサートだった。こんなのはもうないだろうなー。