やっぱり怖いのは4号機

群馬県放射線情報を見てみると一番高かったのは3月15日13時〜24時でそれ以降はほぼ順調に下がってきている。ここ二日ほど上がっているが雨のせいかも知れない。3月15日になにがあったかというと朝6時に2号機の圧力調整プールの爆発と4号機の使用済み燃料プールの火災があった。しかし2号機はそれ以降何かあったとは聞いてないような気がする。もし放射線が高かったのが13時だけだったら2号機のせいかもと思うが、13時に上がり一旦下がってから24時ぐらいまでまた上がっている。4号機のプールは結構長く燃えたようだからやはりここら辺の放射線を上げたのは4号機かと思う。原発の敷地内の放射線は主にガンマ線かと思うが、この辺の放射線を上げるのは放射線を出す能力をもつもの、ヨウ素だとかセシウムだとかの放射性物質が降ってきたことを意味する。防護容器がないということはやはり危険なことである。原子炉容器内の事故はそれは大変だろうが、今回の事故で最も周辺に被害を及ぼし出荷制限や飲用制限等をもたらしたのは使用済み核燃料プールの火災だったということではないか。点検中でよかったと安心していた4号機だったのに。あの火災の原因は何だったのだろうか。普通に計算すると10日やそこらで干上がるような量ではないらしい。だとすると穴があいて水が漏出したのではないか。放水はやってはいるが、まだまだ危険なのではないか。また火災などが起きるとまた放射能が降ってくるのではないか。一番危険だったのものは原子炉ではなくプールだったというのは今回初めて知った。格納容器だとかなんだとかあんなに一生懸命閉じ込めようとしていたものがプールからいとも簡単に拡散するとは。まったく迷惑なことである。