橋下知事の認識は正しい

都知事とか埼玉県知事などは節電のためにコンビニを閉店とかパチンコをやめろだとか自動販売機とかまったくピーク電力を下げるのには効果のないとんちんかんなことばかり言っていてまったく日本の知事は馬鹿ばかりと思っていたが、関電の15%節電要請をけった橋下大阪府知事の認識は正しいようだ。彼はピーク電力のことをよく知っている。停電の危険があるのはピーク電力が供給力を上回る時間だけであり、その可能性があるのは年間数日だけであり、その日、その時刻に電力使用量を抑えることをすれば他の時間の節電は必要ないし、太陽光発電はピーク電力時の供給量を増やすのでたとえ発電総量が原発に遠く及ばなくてもピーク電力対策には効果があると言っている。世の中の経済学者といっている人たちがいまだになぜか理解できていないようなことをよく理解している。ただしピーク電力時に電力使用量を抑える方法としては産業用は何もしないで家庭のエアコンを止めればいいといっているが、これで足りるかどうかは私にはわからない。でもピーク電力の最大の要因がエアコンだという認識は正しい。まあとにかく橋下知事の正しい認識のおかげで関電は15%節電要請を撤回したようだ。影響力をもつ人が正しい認識をしているというのは重要なことだ。都知事や埼玉県知事も電力を理由に関係ない自説をぶち上げるのではなく、真に効果的な方策を考えてもらいたいものだ。すでにピーク電力を使っていない自動販売機をいくら減らしてもピーク電力は減らないのだ。