がんばれ菅総理!

菅総理原発のストレステストをやると言って大騒ぎになっている。メディアや県知事たちはなぜ今になってと反発している。経産省が安全宣言をしたあとだったからだ。しかしこれも例によって法に基づいたものでなく、ストレステストをクリアしなければ動かさないと言っているわけではないし、現行法に基づいた安全宣言が間違っていたわけでもない。欧州では6月からストレステストをやっているらしいので、それを真似たとすれば時期的に今になることはわからなくもない。理屈を言えば福島の事故を起こした現行基準が不備なのは明らかであり、新基準、新監督体勢ができるまでは原発の安全性が確認されたことにはならないので原発は止めるのが筋である。それが筋とはいえ、経済やコストを考えると安全側の筋論は横において国家は再稼動に動くだろうというのが大方の見方だったわけだ。菅総理は筋論を通したわけではないが、次善の策としてストレステストをやらせようと考えたのだろう。事故が起こっている以上安全について確認できることは何でも確認した方がいいに違いないのだから菅総理の言っていることは何も悪いことはない。メディアも知事たちも菅総理のやることはわからないと言っているが、普通に考えれば非常にわかりやすいし、福島の事故を起こした経産省の言うことを信じるメディアや知事さんたちの思考回路の方がよっぽどおかしい。皆安全を理由に再稼動するかしないかという話をしているが、動かすための手続きにこだわっているだけで誰も実際には安全を真面目に考えていないことは明らかだ。そんななか、自分の使える権限をうまく使って国策を真の安全側に倒してくれる菅総理は本当に頼もしい存在だ。余人をもって替えがたい。是非とも1日でも長く政権を維持してほしいものだ。