「脳がみるみる若返る日々のちょっとした習慣」
人間の体は年齢とともに衰えるが、脳内のネットワークは死ぬまで増え続ける。脳細胞も年齢とともに死滅していくが、それは使わなかったものが死滅していくだけで脳の能力には関係ない。脳の機能に限れば老化はなく、脳についての老化とは「新しいことに挑戦する意欲を失うこと」に他ならない、というのがこの本の主張で、それが一番最初に書いてあり、あとは日々ちょっとした挑戦をするための様々な例やヒントを列挙したものである。結構面白かったのでさらっと読めたが読み終わると同時に忘れてしまう。しかし、先日書いたINとOUTのバランスをとるということと似たような話であり、方向性としては悪くない。おおいなる挑戦は難しいが日々のちょっとした今までやったことのないことへの挑戦はできそうだし、趣味としてもおもしろいだろう。
- 作者: 米山公啓
- 出版社/メーカー: 永岡書店
- 発売日: 2007/01/10
- メディア: 文庫
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