「3Dの時代」

サービス精神旺盛というか、とてもわかりやすく親切な書きっぷりなのだが、逆に言えば冗長でじっくり読む気にはならない本。しかし3Dについて広い範囲をバランスよく網羅しており、トレンドを理解するにはよい。2010年は3Dテレビが市販され、また、映画も3D映画が多くなり、3D元年とよばれたが、3Dデータが身近になった理由はコンピュータの情報処理能力の向上にある。よってテレビだけでなく、ゲームや建築・機械設計CAD等の分野でも3Dスキャナが非常に低価格化していてふえつつある。インターネットの世界でも3Dアバターなどが一般化しており、入社試験をそれでやっている会社もでてきたり。とにかくいろんな分野で3Dが一般化してきている時代なのだ。それでも今はニーズよりシーズという感じだが、魅力的な活用法がもっとでてくるとさらに重要な分野になってくるだろう。

3Dの時代

3Dの時代