今年の夏の節電

震災から3回目の夏となり、電力制限令が解除されて最初の夏である。電力需要は増えたのか減ったのか。今年の最大電力は5117.5万kWhで去年の5090万kWhを27万kWh上回っているが、差は1%以下でほぼ同じ。ところが気温を横軸にグラフを書くとだいぶ違う。


気温30度の場合では去年より350万kWhも増えている。去年は気温1度の変化で100万kWh変動していたが、今年は55万kWhしか変動していない。去年は30度位ではエアコンを我慢していた人が今年は我慢しなくなったということだろうか。しかし最大電力量は2010年が5999kWhだったので約900万kWhも下がったままだ。今年、人々は最大電力は増やさずしかし、最大電力でないところでは我慢しないという非常に器用な節電をしたということになる。誰かそうなった原因を解説してくれないかなあ。