「クリティカルチェーン」

ゴールドラットの3冊目。順番に読み進めようと思ったのにこれは4作目だそうだ。まあ、しかしユニコ社も登場し続作感はある。もともとプロジェクトマネジメントの本と言われて読み始めたが、やっとそのプロジェクトマネジメントに到達した感じ。中身は小説スタイルとは言えこれまでよりテキスト的だ。なんといっても舞台が大学で主人公がそこの非常勤講師。そこで企業から派遣された学生を教えるというスタイルだが、実際には現実を知っている学生同士で議論がすすみ、ユニコ者に研修に行って来た教授も絡んでプロジェクトマネジメントの新しい理論が確立するというストーリー。舞台が大学なわりにはテキスト的でなく楽しめた。考えてみれば自分は大学が経営工学だったのでこういう分野は専門といえば専門だ。しかし実際にはそういう仕事をしていないのでほとんど覚えてないが。こういうことが実際の仕事やいろいろなことに生かせると面白いだろうなあ。

クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?

クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?