「ザ・ゴール2」
ザ・ゴールの続編。前作で工場長だった主人公は副社長になっているが、自分が担当し、前作の経験を生かしていろいろ改善している3社の売却が取締役会で決定。道半ばで納得できないので覆すためにはるかに大きな利益を6ヶ月くらいであげようとする話。思考プロセスという副題がついており、それがだいぶ違う会社(印刷会社、化粧品会社、高圧蒸気機器会社)のどれにも適応可能だというところを見せている。その思考プロセスというのは結構難しく読んだだけではなんだかわからないがイメージはつかめる。なかなか面白いが1作目には負けるね。そのかわり普遍性が増し、うちの会社にだって応用はできるだろう。オケとかにも。1作目、2作目を通じてよくでてくるのが部分最適の集合と全体最適は違うということ。個々のパートばかり表情をいくらつけても全体の表現が統一されてないと平板な印象になってしまうとか。付けすぎの表情は死蔵在庫になってしまうのだ。
- 作者: エリヤフ・ゴールドラット,三本木亮
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2002/02/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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