あけましておめでとう

2016年、平成28年、あけましておめでとうございます。

今年も東急ジルベスターコンサートを見た。今年は踊りがあっていつもとちょっと趣向が違ったがそれでも年のかわりめに曲の終わりをあわせるというところはいつもと同じ。実にいい企画だ。音楽が時間の芸術であり、オーケストラにおいてその時間をコントロールする役目なのが指揮者であり、曲の終わりを新年の瞬間にあわせるという芸当は指揮者にしかできない。だから指揮者にとってはまさに主役であり、難しく非常にプレッシャーであるが同時にやりがいも大きく存在意義を発揮できる面白い企画なのだ。ボレロはほぼ一定テンポで進む曲だから他の曲よりは始まってしまえば楽かもしれないが、始まるテンポがすごく重要だし、踊りもあるので露骨な修正は難しい。毎年一流の指揮者がこれに挑戦してくれる企画をやってくれるのは本当にありがたい。毎年楽しみだ。