新潟知事選

新潟知事選は柏崎の原発の再稼働に深く関係しているので注目していたが予想外の結果にびっくり。原発にいろいろ文句を言っていた現知事が急に次は出ないと言い始めたので次は無投票と言われたこともあったようだ。原発を動かしたい与党側の候補は長岡市長を務め市長会でも名を挙げた人。かなり強力な候補だった。反原発の候補はでないのかと思われた告示六日前に今回当選した人が出馬を表明したが、所属する民進党は電力労連が与党側候補を推すことが決まっており支援できず、民進党を離党しての立候補。推薦は共産党社民党、生活(自由)の弱小政党だ。こんな状態なら普通なら10:1、良くても3:1くらいで負けるだろうと思われた。それが10:11くらいで勝ったのだ。これはびっくり。脱原発票の力としか言いようがない。おそらく政府はもう事故から5年もたって半分程度は原発のことなんか忘れているだろうと思っていたと思う。それがこんなハンディキャップを跳ね返すほど原発稼働反対の意思は強力だった。政治家は選挙が何より怖いからこんな結果になったら考えなければならない。民進党が電力労連と手を切って反原発を前面に打ち出したら政権を取られると思うだろう。今後どんな展開があるか楽しみだ。