マインドフルネス

前にサイエンスゼロで取り上げられていて、そのときには要するに瞑想と思ったのだが、他の瞑想となにが違うのかわからなかった。最近マインドフルネス関連本を2冊読んでちょっとわかった気がした。
マインドフルネスとは「今ここ」に集中している状態を言う。マインドがフルに集中しているのでマインドフルネスという。いや、誰だって何かするときにはそうじゃないと思うが意外とそうではない。脳の機能は大きく3つに分かれていて全体監督と目的達成実施部隊とその他大勢。その他大勢のことをデフォルトモードネットワークDMNと言い、実はDMNの勝手な振る舞いが脳のエネルギーの6〜7割を食っている。それらは感情的で不正確で怠惰で悲観的だ。ところがそれを意識しないとそれらに引きずられて人生が台無しになる。だからそいつらを黙らせる。それが瞑想の目的だ。だから目を閉じて静かにしていても頭の中でDMNによる雑念に浸っていては何の効果も無い。頭の中のDJを黙らせ、目前のことに集中し、全体監督や実施部隊の割合を大きくしようというのがマインドフルネルだ。とは言え、それを始めたら今日から人が変わるというものでもないし、即効性はない。でも訓練していればそのうちやりたいことができる状態に近づけるだろう。雑念に浸る方が好きであればそうはなれないだろうな。

脳がクリアになるマインドフルネス仕事術 (Business Life)

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スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック

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