「新日本の官僚」「紫禁城の栄光」「反空爆の思想」


「新日本の官僚」私は官僚機構はきらいだ。長年各省の予算配分比がほとんど変化しないのを見ると国益より省益ばかり考えていることが如実にわかる気がして気分が悪い。しかし個々の人は優秀だし面白い人もいることもわかる。結局読んだからと言って特に認識が変わるわけでもないが科学万博の経緯は面白かった。「紫禁城の栄光」中国の明、清の歴史。古代中国は三国志などあって、現代中国も多少歴史を見たことはあったが、明清は初めてでなかなか面白かった。なんにしても広く多民族な地域をまとめるのは犠牲も多く大変なことである。「反空爆の思想」思想と言うよりはエッセイ。空爆の歴史などはまあまあ面白い。しかし地球社会はやはり武力に支配されていることを認識せずにはおれない。