「液晶、その不思議な世界へ」


東京理科大学がシリーズで出している啓蒙書のひとつ。素人むけに簡単にわかりやすく書いているが、著者はその分野の第一人者で、専門的なこともよく書いてある。我が家のテレビはIPS液晶であるがこれは日立が開発した液晶方向を面内で変える技術であり、色むらや視角に強いのが特徴であるとのことである。仕事でもIPSの工場にものをいれているので他人事ではないのだが、液晶の内容について一通りみたのは初めて。まあでもしかしインパクトという意味ではテレビより電卓の方が大きかったと思う。テレビはそれからずいぶん時間がかかった印象の方が強い。まあとにかくこんな大変なものをよく作っているものだ。