政府対応

東京電力は今日、東北電力の送電線を福島第一原発に引き込む工事をはじめるそうだ。今までなかったの?いざというときでも電気をもらいたくなかったのだろうか。それともあったけど震災で損壊したのか?その程度なら今までに十分直っているだろう。命をかけて現場で対応している作業員には申し訳ないが、あきらかに東電の対策は後手後手だ。それもあきれるぐらい。テレビでコメントしている原子力関係者も完全に信頼を失った。誰も起こると言ってなかったことが起きたのだから。評価を上げたのはやっぱり原子力資料情報室である。彼らの言っていたことは誇張でもなんでもなく現実に起こりうることが証明された。図書館にいって原子力のことを調べようと思っても詳しくわかりやすく書いているのはやっぱり反対派の本なのだ。推進派の本は型で押したように似たようなことしか書いていなく具体性がない。今回の東電の対応も原子力関係者のコメントも危機感のなさがはっきり現れたように思う。新聞などは政府の対応を批判しているが、今回結構うまくいっていると思う。避難指示は順次拡大されたが、その決定は迅速だった。手遅れではなかった。今回の東北電力との送電線の接続や警視庁のポンプ車等の対応も東電独自のものではないだろう。官房長官の発表もわかりやすく信頼感があるものだ。自衛隊の10万人体制の指示や支援体制の自衛隊への一本化も混乱を防ぐのに役立ったと思う。この期に及んで自民党は専門家(東電)にまかせるべきだと言っているがやっぱりそういう党が長年支配していたからこんなことがおこったように思える。結果がどうなるかまだ予断を許さないが、今回の政府の対応は私は評価できるものだと思う。