電気代低減計画

電気代の燃料調整費がバカ上がりしている。我が家は東京電力の電化上手を使っているが来月11月の燃料調整費は9.72円/kWhだ。去年の11月は-1.53円、おととし11月は-4.64円だったのでこの2年で14.36円も値上がりしている。我が家では電気を年間6800kWh程度購入しているから燃調費の値上がり分だけで年間約10万円も出費がふえる。さらに燃調費はこれからも上がっていくことが予想されている。

それに加え、東京電力は10月から電化上手の料金を改訂した。夜間12.48円が15.12円になった。我が家では夜間電力でエコキュートやPHVの充電をしていて年間それぞれ1400、1600、合わせて3000kWh程度使うから夜間電力が高くなった分だけでも年間約1万円出費が増える。昼間は前より下がっているが、通常電力よりは5円程度高い。昼間は太陽光が発電し、あまり電気を使わないので損になることは確実。

というわけですでに年間11万円の出費増で今後も増えることが予想される。年収100万円の人にとって11万の出費増は非常に痛い。これを何とか低減する方法は?

まずは屋根の太陽光の活用。太陽光発電を活用できれば出費はゼロ。ただし、売電収入は減るけど今は11.5円で買電しているので昼間の電気代約40円に比べれば圧倒的に安い。とは言え不要な電気を使うわけにもいかない。

できることはエコキュートを昼間稼働にすること。うちのエコキュートにはそういうメニューはないけど時計の設定を変えることで昼間稼働にできる。去年卒fitしてから今年の春までやってみていて、昼稼働にすることで夜間電力が年間1400kWh減り、昼電力が約350kWh増えた。つまり昼稼働にすることでエコキュートの電力の3/4を太陽光がまかなった。しかし電化上手なので昼間電力が夜間電力の3倍の価格なので経済的メリットはほとんどなかった。電化上手は夜間安いかわりに昼高いのでエコキュートを昼稼働にするとメリットが減少してしまう。でも燃調費が増えればそうとも言えない。

燃調費と再エネ賦課金あわせて15円くらいとし、今後の電化上手の夜間は30円、朝晩40円、昼は45円とするとエコキュート夜間稼働なら年間42000円かかるところ、昼稼働にすれば16000円ですむ。電化上手でなく、朝晩と同様な料金プランに変えれば約14000円で済む。つまり電化上手の夜間電力をやめて昼稼働にして昼電気が高くならない通常の電力プランにすることでエコキュート分だけでなんと年間で28000円も節約できる。燃調費等が増えれば価格差より電力量低減の影響が大きくなる。

一方PHVは昼間使うことが多いので夜間充電はやめられない。昼安いプランに変更すると夜は高くなってしまう。PHV充電分1600kWhを電化上手の夜間電力約30円で充電すれば年間48000円かかるところ、電化上手でないプラン約40円だと64000円となり16000円も高くなってしまう。エコキュートの節約分の方が大きいのでやった方がいいのは確かだが。28000円お得になると思ったら12000円しかお得にならない。

ところが最近宣伝されているオクトパスエナジーというところの「EVオクトパス」という電力プランだと夜中の午前2時から4時まで電力価格がなんと12.6円!これだと9月までの電化上手の夜間料金12.48円並みなのでPHVの電力価格が上がらなくて済む。燃調費等を含めても28円くらいだから年間45000円。つまり改訂により上がった電化上手の夜間電力より年間3000円くらいお得になる。エコキュートとあわせて31000円お得になる。

というわけで電化上手をあきらめEVオクトパスに申し込んだ。多分11月の検針のときに切り替えられるだろう。

なお、余剰太陽光の売電は今、スマートテックというところに11.5円で売電しているが京葉ガスというところがなんと13.8円で買うと言いだした。東京電力は8.5円なのでスマートテックでも高いと思ったがスマートテックよりさらに2割高い。というわけで売電先も京葉ガスに変えることにした。エコキュートを昼稼働にしても年間5300kWh程度売電しているのでスマートテックなら年間61000円のところ京葉ガスなら73000円儲かることになる。12000円の増収。

以上の操作と切り替えで年間43000円の節約が可能になるはず。出費増大は避けられないが年間11万以上の出費増大が半分近く抑えられそうだ。

追記:エコキュートの昼稼働分の購入電力が少なすぎるような気がして朝晩も夜稼働と昼稼働の差をとってみたら朝晩も350kWh程度増えていた。ということは昼稼働、EVオクトパスにしてもエコキュート分はあと14000円程度かかる。なので年間で期待できる節約額は43000円でなく、29000円。残念。ま、それでも結構大きいことはかわりない。