エコキュート昼稼働1年

去年3月、卒FITしたので太陽光発電の売値は11.5円となり、我が家の最安となったのでエコキュートを昼稼働にして出費削減を図った。しかし雨の日は東京電力の電化上手の昼の電気を使うことになるので逆に高くなってしまう。つまりほんとうに得になるかどうかは天気にかかる。損得の結果を正確に測ることはできないが、得られるデータから推測してみよう。

我が家は太陽光設置からしばらくたってからオール電化にしたせいで、エコキュートの電力が太陽光のメーターに入らない。なので太陽光のメーターの買電量と東京電力のメーターによる購入量との差でエコキュートの消費電力がわかる。2014-2019の平均では年間1200kWhエコキュートに使っている。電化上手の深夜電力で単純計算すると年間15000円。単純平均では1日3kWh程度。季節により差があり、1月は240kWh(1日8kWh)使っているが4~10月は月50kWh(1日1.7kWh)程度しか使っていない。一方、この間、太陽光の売電量と実際の販売量の差はほぼゼロ。

この1年エコキュートを昼稼働した。その結果太陽光の売電量と実際の販売量の差は約1000kWh、買電量と実際の購入量の差は約350kWh。売るはずの電力が1000kWhエコキュートに使われたことがわかる。つまりこの分のコストは11.5×(1000)=(11500)円。一方残っている購入電力はおそらく昼の電気代だから32.32×350=11312円。合わせて22812円。というわけで昼稼働による太陽光電力活用には成功したが出費削減は完全に失敗。しかしこれまで年間1200kWhだったのに今年合計1350kWhとなった理由は不明。気温の高い時間に使うから減ると思ったのに。

次の1年は翌日のスポット電力価格が毎日発表されるのでそれを見て昼の電力価格が夜より高ければ寝る前にエコキュートの沸き増しを設定することにしようと思う。そうすれば昼の高い電力の代わりに深夜電力を使うことができ、出費削減にもなるし、電力価格が高いということは電力不足なわけだからDRにもなるし。そうすれば上記11312円分が4368円位になって合計15868円。あれ?減らないな。消費が増えたせいだ。

この計算には再エネ賦課金や燃調費が入っていない。それらが現在6円程度。さらに上がりそうだからそれらがかからない太陽光活用は明らかにお得になるはずだ。さらに電化上手も10月に改訂になり、深夜電力が3円程度値上がりする。つまり深夜電力は上記計算12.27円より10円程度上がって22円くらいになる。だから全部深夜電力でも26400円。1000kWhを太陽光にできれば19200円で確実に安くなる。今年はこれで行こう!