歴史を変えた物理実験、再発・転移の話をしよう


「歴史を変えた物理実験」教科書では昔の人がいろいろやった結果確認されたことだけが書かれどのように確認したか、どうしてそれを確認しようと思ったかはかかれていない。しかし実験とは難しいもので今なら昔の人がやった実験を簡単に再現できるかというとそうでもないのである。そういった実験の苦労や、実際に確認された数値の歴史などがかかれなかなか面白くまた質のいい科学啓蒙本であった。
「再発・転移の話をしよう」近藤誠と患者の対談。結局転移があればもう望みは薄いので直すことよりいかに死ぬかを考えたほうがよいということで見方によっては冷酷な本である。近藤誠も本では過激に書いているけど実際の医療現場では患者の気休めに抗がん剤投与などもやっていてなんだ普通じゃんかとも思う。とにかく転移してからの治療行為は患者の精神安定用の側面がつよくやればやるほど患者を逆に痛めるという側面があるようである。なにしろがんになってから読む本ではない。