「不幸になる生き方」

評論家で大活躍中の勝間和代の本。ときどきテレビやラジオで見たり聞いたりしてそのつど面白いと思っていたが、本を読むのは初めて。題名もおかしい。こんな題名普通はつけないと思う。そんなところが読む前から面白い。中身は不幸にならないための技術を磨くため不幸になる条件を考えるというようなことで、不幸になる条件を7つ用意し、そうならない手法を解説していてそれなりにおもしろい。一言でいえば幸福になるためにはリスクを回避せず自分の人生の責任を自分でとることが必要だということである。自分は十分幸福だと思っていたが、この本によればまだまだ幸福になれそうだ。そうはいってもやりすぎも禁物だろうし、実際この通りに生きるのも難しそうだしその必要もないだろう。とにかく自分の生活の再点検や生き方の偏りをチェックする参考にはなる。

不幸になる生き方 (集英社新書)

不幸になる生き方 (集英社新書)