「未来の働き方を考えよう」

ネットブロガーちきりんの著書。言っていることは40代で自分にあった働き方に移行しようというものだ。人生は長いのだし、40代であれば最初の人生は一区切りついているだろう、その時点で自分にあった働き方、組織に頼らない生き方を再考し、チャレンジするのがよい。定年後それをやるのは時期的に遅いし、定年まで組織に頼ってるとスムーズに移行できない。長い人生に備え、市場で稼ぐ力を若いうちに付けておこうというものだ。文章は平易で読みやすいが、他では読めないだろうなと思うことがたくさん書いてありさすが。自分も大企業嫌いでどんどん小さな会社に移行してきたがそれもよかったと思わせてくれる。いまや大企業にいることは必ずしもメリットではなくなってきているのだ。それは先行き危ないとかそういうことではなく、組織が大きすぎると市場を意識しない働き方ができてしまうことにある。だから定年で組織を離れると次の働き方の選択肢が限られる。直接市場と向き合ってそこから稼ぐ力を手に入れていれば、どんな働き方でも選択できる。考えたからってそんな力が身につくわけではないが、身についたと仮定してどんな働き方がいいかを考えるのは楽しい。

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる