東京ブラックアウト

ホワイトアウトの続編。ホワイトアウトでは原発メルトダウンするまでの政治的動きが中心の物語だったが、ブラックアウトではメルトダウン後の話が主となっている。交通事故で年間何千人も死亡することを思えば原発事故が時たまおこることくらい許容すべきとの考え方も成り立つのではないかと以前は思っていたが、仮に死者が出なかったとしても、この結果は許容できない。原発を動かそうとする人達はどうしてあんなに楽観的にいられるのだろうか。何も考えていないのではないだろうか。システムとか組織と言うのは個々の思考を止めてしまう。グループシンクというやつだ。恐ろしいことだ。

東京ブラックアウト

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