芸術の春

前橋スズランデパートのドールハウス展を見に行った。5人の作家の展示だったが、小島隆雄さんのはすごい。ミニチュアの技術もすごいがシーンを切り取るセンスが良い。どんな人が住んでいるのか想像がはずむ。その後高崎に行ってスーパーでお惣菜を買って川沿いでお花見。きれいだったが風が強くちょっと寒かった。続いてフェルメール光の王国展。これは本物の絵でなく盗まれたりしたものも含め現存する全部の絵を描かれた当時の状態を予想し複製して展示したもの。解説のipadを借りてみたところ面白かった。顕微鏡を発明したレーウエンフックと同世代で住むところも近く、おそらく友達で地理学者のモデルになっただけでなく、レーウエンフックの論文のスケッチをフェルメールがしたという説もあって面白かった。また、レーウエンフックの作ったピンホールカメラのようなもので対象を撮影し、それをもとに絵を書くのが当時はやったらしい。光の王国という副題はフェルメールの表現だけでなく、レンズを発明したレーウエンフックのことも言っているのだろう。その後古橋綾子バイオリンリサイタル。全部が無伴奏バイオリンという意欲的なコンサートの4回目。いろいろ聞いたがやはりバッハのシャコンヌが良い。自分でもいつか弾いて見たいものだ。そう思ってもう10年くらいたつだろうか。いい演奏を聴くたびにそう思うがすぐ忘れてしまう。