原発保険

原発保険を考えてみよう。原発の電気1kWhあたり1円を保険料とする。原発1基あたり年間約50億円。(最初からそうしていれば福島事故は1500炉年でおきているから保険給付金予算は7兆5千億円)避難者数は1500炉年で15万人と考えれば1炉年あたり100人。単純に割れば一人5000万円。期間困難区域の人が1/4とするとそのまま渡せば12.5億円。それ以外の避難指示区域の人が1/2で平均5年避難したとして年額500万円(最大5000万円)とすれば12.5億円、避難指示区域外の自主避難者は1/4として平均5年避難したとして年額125万円とすれば1.5億円。これだけやって26.5億円。残り23.5億円は産業用、除染用に使えばよい。原発電気1kWhあたり1円でこれくらいの補償は十分できる。この保険をいまから創設し、福島事故被災者にも適用することにして、これまでの賠償を差し引きすればよい。もちろん不足な場合は個別交渉だ。これで福島の原発問題はかなり解消するだろう。もちろん原資は実際にはないので福島の分は当面過去の原発発電量に比例した拠出金を各電力会社に負担させる。関電はまた電気代が高くなるね。大変だ。いままで置き去りだった個人に対するこういう保険があれば原発世論も違ってくるに違いない。