固定買取終了まで1か月

うちの太陽光は震災の2日前、2011年3月9日に設置だったのであと1か月で10年がたち、1kWh48円の固定価格買取制度が終了する。そのまま東京電力で買い取りしてもらうと8.5円だが、うちの太陽光の保守も頼んでいるスマートテックなら11.5円で買い取ってもらえる。それでも電化上手の夜間電力代(12.48円+再エネ賦課金2.98円-燃料調整費2.06円)*.95=12.73円を下回り、我が家の最安電力となる。

来年度は再エネ賦課金も上がるだろうし、LNG不足で燃料調整費も上がるだろうから仮に再エネ賦課金4円、燃料調整費0円とすれば我が家の深夜電力は15.7円程度だ。スマートテックの買取価格との差、4.2円。今昼間使っている電力はなにもしなくても48円から11.5円に下がるが、今深夜に使っている電力を昼間に移せば4.2円下がる。今深夜電力を使っているのはエコキュートとPHVなのでこれを昼間に移せばお得になる。

エコキュートは1日7kWh程度か?月に210kWh、深夜電力だと3300円程度。PHVは1日5kWh程度か。月に150kWh、深夜電力だと2300円程度。これを昼間に移せばエコキュート分900円程度、PHV分600円程度、合わせて月に1500円程度お得になる。

しかし雨の日などエコキュートの電力を太陽光が供給できなければ35円程度の高い料金を払うことになる。今日は雨だから深夜電力と思っても、すでに前の晩に沸かしてないので今日の夕方のお風呂のお湯は出てこない。だから昼間の電気を使って沸かすしかない。はたしてお得になるだろうか。

でもエコキュートは昼間沸かすとほかにもいろいろお得になるはずだ。まず、沸かしてから使うまでの時間が短い。普通のエコキュートは前の晩に沸かして夕方に使うから12時間程度は使わず保温している。保温の間に冷える分はよけいに沸かしておかなければならない。これが当日昼に沸かして夕方使うようなら保温の時間はほぼない。保温中に失われる熱の分がお得になる。第二に沸かす時間の外気温が高い。普通は深夜に沸かすから外気温が低い。その低い外気温からさらに熱を奪ってお湯を沸かすのがエコキュート。外気温が低いほどお湯を沸かすのに必要なエネルギーは多くなる。これを昼間沸かせば外気温が高いから必要なエネルギーは減るはずだ。

多分、たまに雨で高い電力を買う損失はエコキュートの保温時間短縮と効率アップで補えるだろう。エコキュートを昼間使うのはメリットが多い。エコキュートを昼間動かすのはエコキュートの時間設定を変更すればできるだろう。これはやろうと思う。

PHVは昼間通勤に使えばいえの太陽光の電力を充電することはできない。送り迎えをしてもらえば昼間の電気を充電できるが走行距離が倍になりお得にならない。利便性も下がるしお得にならないからPHVの電気は従来通り深夜電力にしようと思う。

だいたい、もし、再エネ賦課金があがらず燃料調整費もかわらなければ深夜電力と太陽光電力の値段の差はわずか1.2円。エコキュートとPHVを両方昼間にしても節約できる電力料金は月に400円だ。誤差範囲。燃料調整費範囲とも言える。あまり苦労してもしょうがない。