充電すべきかどうか2

プリウスPHVは電気でもガソリンでも走れるが、どっちが安くつくかという話。

家の電気は太陽光発電もあるし、購入電力は電化上手の料金体系なので太陽光発電と深夜電力が安いが、昼間は高く朝晩はその中間だ。電気が高いときに充電するよりガソリンで走ったほうが安くなるかもしれない。というわけで電気とガソリンの1kmあたり費用を比較しようと思った。

しかし、意外に難しい。まず電気料金の計算が難しい。燃料費調整とか再エネ賦課金とかオール電化割引とかある。特に燃料費調整額は毎月変わるので結果も月により変動することになる。

さらにプリウスの電費がいつも変動する。冬の寒いときには5km/kwhを切ることもある。一方、冷暖房を使わない季節だと9km/kWhになることもある。さらにガソリン代も変動する。この10年の変動範囲は100円~170円。ガソリン燃費も変動する。1月は27km/Lだが7月は32km/Lだった。

だから充電すべきかどうかを判断するには電気の燃料調整費、再エネ賦課金、プリウス電費、プリウス燃費、ガソリン価格を考慮する必要があるのだ。パラメータが多すぎる。しょうがないので各パラメータを適当に決めて比較した。

燃料調整費-4円/kWh、再エネ賦課金3円/kWh、プリウス電費7km/kWh、プリウス燃費30km/L、ガソリン価格135円/Lとすると、電気が高くなるのは7-9月の昼間(10~17時)だけで、そのほかの時間帯はいずれも電気が安い。また、昼間なら太陽光が発電しているからそれが使えれば7-9月の昼間でも電気の方が安い。だから充電をやめておいたほうがいいのは7-9月の10-17時で雨や曇りで太陽光が十分発電できないときだけだ。

きっちりパラメータを入力して計算するとまた違うかもしれないが、まあたいして違わないだろう。結果としては原則充電を選ぶことになる。もちろん同じ電気なら安い時に充電したほうがいいので昼間の太陽光か深夜電力を選ぶことになる。実際には太陽光が十分発電しているかを悩むのもいやなので、考えたくなければいつでも充電することにしようかと思う。