エアコン温度設定の自動化は?

暑くなってきた。そして電気代も高くなってきた。去年の1月の東京電力の燃調費は-5.2円。それが来月には+4.15円。なんと最安時より9.35円も値上がりになる。特にうちは電化上手なので7月~9月は一段と高い。ただでさえ7月からの昼間料金は39.44円。それに燃調費4.15円、再エネ賦課金3.45円が足されるからなんと47.04円/kWhにもなる。8月9月は燃調費がもっと高くなると見込まれる。

一方、我が家は太陽光があって余剰電力を11.5円で売っているので太陽光の電気を使えば11.5円/kWhで使える。だから日照のあるときはそれでエアコンをがんがんにかけて日照のないときはエアコンを止めるのが望ましい。しかし天候は常に変化するから一日中太陽光のメーターとにらめっこするわけにもいかない。単に昼間がんがんにエアコンをかける設定にしてしまうと曇りや雨の日はバカ高い電気代を払うことになってしまう。

太陽光のメーターで売電が2kWを越えたら自動でエアコンをオンしたり温度設定を下げたりし、下回ったら温度設定を上げたりオフしたりしてほしい。太陽光のメータがなにか出力を出してくれるといいのだがなさそうなのでカメラで読み取ってくれるとありがたい。エアコンをオンするときは「エアコンをつけようと思うので窓をしめてください」とかアレクサに言わせて返事があったらつけるとかすれば、開けっ放しで付けちゃうこともないだろう。

そういうものをどうやって実現したらいいのか?

一番いいのはアレクサがしゃべるのだからすべてアレクサにやってもらうことだろう。EchoShow5にはカメラもついている。カメラが太陽光の出力を読み取りスマートリモコンにエアコンのオンオフや温度調整調節の指示を出してくれればOK。アレクサのスキルを調べてみるとスマートリモコンを操作するスキルは多くある。そのうちどれかカメラで文字を読む機能があってくれればいいのだが、無いだろうなあ。作れないだろうか。

アレクサが対応できない場合、スマホを使うと言う方法がある。スマホは去年買い替えたので前のスマホが残っている。それで太陽光のメータを撮影し、文字を読み取り、スマートリモコンやアレクサに指示を出すアプリがあればOK。そんなアプリは・・・無いだろうなあ。

そういうアプリを自分で開発するという方法は一つあると思うが、自分にできるとは思えない。でも文字を読むだけ、スマートリモコンに指示を出すだけのアプリならあるだろう。それらを組み合わせて自動化するtaskerというアプリがあるそうだ。文字読みアプリとスマートリモコンアプリをtaskerで自動化できれば実現できるかも。

それでもダメな場合、ラズパイという超小型PCを使う方法もあるかもしれない。カメラ付きのラズパイが低価格で売っているようだからそれで画像処理してスマートリモコンに指示を出すプログラムが走れば良い。それなら必ずできるだろう。しかし自分にできるとは思えない。しかもラズパイは半導体不足で入荷未定のようだ。

お金をかければもっとまともな方法もあるのだろうが、電気代というのは高いようでそうでもないのでお金をかけすぎるともとがとれない。昼間の電力が高い時間は1日7時間。3か月で270時間。単価50円で1kW使うと13500円。でも何もしなくても太陽光の電力が使われるのが半分とすると購入が6750円、自宅発電分が1552円。上記制御が完璧に行われて理想的にすべて自宅発電でまかなえたとしても残った6750円が1552円になるだけ。つまり3か月のお得分は最大でも5000円だ。

スマートリモコンを3個買うだけでもはるかにオーバー。加えてEchoShow5やラズパイなんか買えばもとをとるだけで数年かかる。そういう意味では今あるスマホを活用できるtasker路線が最も望ましい。まずはこれを検討してみるか。

いろいろ考えてみたいと思うが、仮に実現したとしても今年の夏には間に合わないだろうな。