新ホール演奏

先日の太田フィルコンサートは新しい太田市民会館でのはじめての演奏会。開館前に内覧会で演奏したことがあったので響きがいいことはわかっていたが、舞台上も自分の音も他の人の音も適切に聞こえていいホールだった。壁が細長い木の角柱が張り付けてあるが、その太さや間隔が1cmくらいから5cm程度までいろいろに組み合わせて貼り付けている。これで様々な周波数の音の反響をコントロールしていたりするのだろうか。演奏会自体は大盛況で聴衆は1000人を超え、評判もよかったようだ。喜古先生の指揮は安定していて演奏も特におかしなところはなく、リハよりもいいくらい。ただしトラさんが多いことも演奏をよくする要因の一つ。弦楽器35人のうちエキストラが16名。演奏はよくなるが団としてはいいことか悪いことか。自分は直前にひいた風邪のせいでのこる咳を我慢するのが大変だった。

来週はルーデンスでこれもできたばかりの邑楽町の中央公民館邑の森ホールでの演奏会。ホールができたといってもルーデンスは太田の団体だから邑楽町の公民館を利用するのは難しく、ホールの演奏の予定はなかったのだが、地元の合唱団「コール・オーラ」のお誘いを受けて実現することになった。こちらのホールも観客として客席に入ったことはあるが、演奏するのは初めて。結構響きもいいという話。ルーデンスの出演予定は20名、うち団員は17名。トラ比率は低いので団としてはいいけどお客さんにとっては果たして?コールオーラは昔はいまいちだったようだが6年前からウイーンで学んだいい指揮者を東京から呼び茶太郎のピアニストを伴奏者に呼んで生まれ変わったようだ。というわけで初の邑の森ホールでの初のジョイントコンサートどうなるか見に来てください。

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余剰買取終了後の再考

現在、ガソリン代で年間13万、電気代で10万かかっている。電化上手がなくなったら電気代は年間13万になるだろう。太陽光の余剰買取が終わっても余剰電力は8円なら買い取ってもらえそうだから現状年間7000kWh売っているので5万6千円戻ってくる。つまり今のままなら年間電気代は7万4千円。エコキュートを昼に動かせば年間1300kWh分購入を浮かせるが売電が減る。差額を21円とすれば2万7千円浮くので年間電気代は4万7千円。リーフがなくても電気代だけならここまで下がる。

その状態で年間5700kWH売っている電気をうまく電気自動車で活用できればガソリン代13万を浮かすことができる。量的には電気自動車の年間必要な電気量は4500kWh程度で十分間に合うのだが、車を使っている間は充電できないし、充電が満杯でも充電できないので昨日の計算では、太陽光の電気は2500kWh程度しか充電できない。残り2000kWhは深夜に買う必要があり、29円なら58000円かかる一方、昼の売電量は2万円減る。13万円かかっていたのが7万8千円になる。5万円しか浮かない。(ま、仮にすべて充電できたとしても13万は浮くが売電が4万減るので9万円しか浮かない。一方電化上手が使えれば購入に3万4千円、売電減が2万円で5万4千円になり7万6千円浮く。)

合わせて12万5千円。昨日のV2Hを導入した場合とほぼ同程度。V2Hは少なくとも導入の意味はないようだ。また、太陽光から半分程度しか充電できないしV2Hも使わないわけだから長距離走行可能な純EVにする必要もあまりないかも知れない。

そうなると電気自動車の候補はかわってきてプリウスアウトランダーなどのPHVと軽のi-Mievも考えられる。PHVは60kmぐらいは電気で走れる。年間の自動車利用のうち60km以下の利用が約半分なのでガソリン代は半分6万5千円になる一方売電が2万円減るから8万5千円のコストになり4万5千円浮く。例によって使っているときは充電できないし、容量がないからいっぱいになってしまえば充電できないが、それでも年間3万円はPHVでも浮く計算だ。

軽のi-MiEVは航続距離80kmくらいなので上記半分の用途に使え同じくコストが4万5千円浮く。一方、別にガソリン車が必要になるから保険代や自動車税等が別にかかるので4万5千円くらい余計にかかってしまうだろう。得にはならなそうだ。

結論としては、電気の使い方を工夫するだけで結構な電気代削減はできるが、電気自動車やPHVを導入してもたいしたコスト削減にはつながらず、導入コストを相殺することはできない。車を買い替えないのが一番お得だが、買い替えるならPHVが使い勝手の点でいいかも知れない。2022年での電化上手の有無、余剰電力買取価格、EVやPHVの中古車価格、あるいは家庭用蓄電池等の価格を見て判断することになるだろう。

リーフ&V2H日毎検討

 2016年5月~2017年3月までの日照時間と車利用記録を使って日ごとのリーフ蓄電量等の計算をしてみた。その結果、エコスタイル電気等を使うと年間電気代は約12万円かかることがわかった。やはりリーフはでかけたりして充電できないことが多いのだ。その間は余剰電力は売るしかない。また、充電できない次の日でもリーフはそれなりの距離を走ることは多い。だからリーフの充電は深夜に結構多くやることになる。

 リーフの充電は40kWhを目標に充電という方法と、次の日の走る分だけ充電という方法の2通りで計算してみたが大した違いはでなかった。次の日走る分だけ充電の方が太陽光を蓄電できていいはずだが、結局充電できないことが多いとそれほどの差にはならない。

 今の状態で年間ガソリン代13万円、電気代10万円かかっているが、余剰買取が終了しても8円で買い取ってもらえれば年間6万円程度にはなる。つまりリーフやV2Hで削減できる元が実は17万円しかない。それが12万円になっても5万のお得でしかない。

 もし今の電化上手が継続していれば深夜の充電が多いので年間電気代はぐっと下がり6万円以下ですみそう。そうなれば11万程度のかせぎになる。それでも10年で110万円。しかし終了していれば年間5万の得でしかなくなり、10年で50万円しか稼げない。11万円の稼ぎではリーフの元をとることはできないし、5万ではV2Hすら怪しい。

 リーフ化計画は見直した方がよさそうだ。

リーフとV2Hの価値

昨日の計算で必要蓄電量は冷暖房なしなら3kWh、冷暖房ありなら12kWhと算出された。年に9か月冷暖房使うとすれば年間蓄電量は3500kWh。この分電気代が浮くのでその価値は30円/kWhとすると約10万5千円。これがV2Hの価値。リーフの価値は今年間使っているガソリン代そのもので約13万円。合わせて23万5千円がリーフとV2Hの価値。10年で元を取ろうと思うとリーフ+V2Hで235万円ならOK。V2Hと工事代合わせて50万円とするとリーフに出せるのは185万円。

新型リーフは出てからまだ1年半だが、中古車は250万程度まで下がっている。年に73%の価格になるとすると3年で40%くらい。472万のリーフなら184万で買えそうだ。予定通り2022年9月に買うならリーフe+がちょうどいい価格まで下がっていることになる。

なお、上記冷暖房は最低蓄電必要量だけで、昼間や深夜の冷暖房を含めるとうちの太陽光では賄えない。ということはリーフがあってもなくても関係ない。昼間や深夜の冷暖房代は外から電気で買うことになる。

また、リーフは普段からそれなりの距離は走れるようにしておかなければならない。雨だからリーフに充電しないということは難しい。だからリーフの充電代をすべて太陽光でまかなうことも難しい。まあ、電気に色はついていないので冷暖房で出費が増えたのかリーフで増えたのかはわからないから、そこまで細かく見なくてもいいだろう。

電力自給検討

我が家の電気利用パターンから電力を自給する検討をする。

年間で最も電力消費が少ないのは6月と10月。冷暖房を使わない時期だ。そのときの深夜電力消費は1か月で約108kWh。1日あたり3.6kWh。これはほとんどエコキュートと考えていい。これは太陽光で自給する場合は昼間に回せる。同じ時期の朝晩電力消費は1か月で約63kWh。1日あたり2.1kWh。これは料理や照明、テレビと思われるし、主に使うのは太陽が沈んだあとと思われるので蓄電が必要だ。つまり絶対に蓄電を要するのは日に3kWhあればよい。

一方、最も電力消費が多いのは2月で、これは暖房をするせいだろう。そのときの深夜電力消費は約480kWhでエコキュート分がちょっと増えて120程度とすると暖房に使っているのは360kWh。1日あたり12kWh。これは夜中エアコンをつけっぱなしにするからで、それは今は深夜電力が安いからだが、自給時はやめた方がいいだろう。朝晩電力は337kWhで、通常消費分63を引くと暖房分は274kWh、1日あたり9.1kWh。これは蓄電が必要だ。

つまり、暖房なしなら必要蓄電量は3kWh、ありなら12kWh。で、昼間はエコキュート分4kWh、暖房11kWh、通常使用分4kWh、リーフ8kWhが必要とすると、1日に必要な電力量は暖房なしなら19kWh、ありなら39kWh。ただし、リーフは2,3日ずれてもいいのでなくていい場合は暖房無しなら11kWh、ありなら31kWhとなる。月に直せば暖房無しなら570kWh、暖房有なら1170kWh。太陽光の発電量がこれより多ければ自給可能、少なければ外部から買うことになる。冬場の発電量は700kWh程度だから冬場は300程度は買うことになりそうだ。30円で買うとすれば月に9000円。リーフを買ってもこれは逃れられない。

リーフ試乗

リーフに試乗してみた。一番気になったのはコントラバスとチェロが載せられるかということ。試乗させてもらって家に戻り、載せてみたところ、プリウスよりは狭く、ちょっと難しいが乗らないことはない。とは言えプリウスより乗せにくくなるのはマイナス。

乗った感じはアクセルだけでコントロールできるのは便利。他のe-powerの車はワンペダルは減速はできてもブレーキは自分でかけるようだがリーフのワンペダルコントロールはアクセルから足を離せばブレーキまでかかるようだ。アラウンドビューモニターも便利。

しかし価格が高すぎる。62kWh車と40kWh車の価格差は100万円もしないから買うんだったら62kWh車だが、補助金がでるらしいがそれでも400万円を超える。プリウスが2台買える。それだけのメリットは感じられない。年間25万円お得でももとをとるのに20年近くかかる。車としての価値があるからもとを取る必要はないかもしれないが、車にそれほどの魅力も感じられない。

結論としてはもし買うんだったら早くても当初の予定通り2022年9月の車検時。理由はいくつかあって、

・たぶんその頃にはトヨタやスバルからEVがでるらしいから選択肢が広がる。

・リーフe+を買うにしても今年出たe+の3年車検時にあたるから多分中古の出物があると思われる。今あるリーフ中古車の値崩れが続いていれば半額くらいで買えるかも知れない。そうなれば10年でもとがとれるレベルになる。

・今はリーフの中古車のリースはなさそうだがその頃にはあるかも知れない。

 ・まずはリーフなしで太陽光を日中使う工夫だけでどこまで電気代を抑えられるかをやってみた方がいい。その結果がでて初めてEVを入れる場合の価値が判明する。

・EVは後になるほどおそらく価格は下がり、性能は上がる。太陽光発電は後になったからと言って出力が下がるわけではない。つまり慌てる必要はなく、どちらかというと先延ばしする方がいい。

2022年9月に近くなったら新車情報や中古車情報を集めてその状況を踏まえてどうするか考えよう。

 

リーフV2H月別検討

過去1年のデータをつかってリーフV2Hの検討をしてみる。

過去1年の発電量は9027kWh、電気使用量は6426kWh、それにリーフで使う見込みの3500kWhを足すと9926KWh。で約1割オーバー。

月別の場合は月別の発電量から月別の消費量を引いてさらにリーフの見込み消費量292kWhを引いてみる。ただし、発電量と消費量は半月検針日が違うので正確ではないが。そうしてみると9月と12~3月がオーバー。特に2月は584kWhもオーバーしているので工夫でなんとかできるレベルではない。

再エネ賦課金が2021年には4円になっているものとし、月内の過不足はないものとして余った月は8円/kWhで売り、足りない月は29円/kWhで買うと年間44000円の赤字。実際には月内にも過不足があって売り買いがあるだろうからもう少し出費は増えることになるだろう。まあでも、これまでかかっていたガソリン代と電気代合わせて25万円程度が約5万円になるのだから悪くない。少なくともV2Hの40万円は2年でもとがとれることになる。リーフまでもとをとるのはたいへんだが。

ところで上の計算は買う電力をエコスタイルでんきの25円(29円)で計算したが、もし今の電化上手がそのまま継続していれば深夜電力は12円(16円)で使える。その代わり基本料金がかかる。購入電気をすべて深夜電力でまかなえれば年間の費用は22000円まで抑えられる。半額だ。そのかわり基本料金が16000円くらいかかるから合わせて37000円となる。とすると7000円くらい安くはなるがそれほどかわらないとも言える。

そのメリットを享受するには購入電気はすべて深夜(11-7時)に回さないといけないからいろいろ手間がかかる。太陽光で賄えないと見込まれる場合は電気自動車の充電をタイマーで夜中にセットするとか。そんな手間なことをやって年間7000円の節約ではやっていられない。やはり基本料金無料でいつ買っても同じ方が工夫するにも余計な手間がなくていい。いかに太陽光の電気をうまく活用するかだけ考えればOK。

それにしてもこうして再エネ賦課金による制度で補助されて償却できた太陽光発電設備を使って購入電力量を節約することで再エネ賦課金を払う額が減る。それは残りの人にふりかかり負担は増えていく。再エネ賦課金だけでなく送配電設備等や原子力のバックエンド費用等、電力に乗せられている費用はすべてこの傾向だ。この流れが進めばやはり電力は立ち行かなくなりそうな気がしてしまう。少なくとも原子力のバックエンド費用はどこかの時点で税金化することになるだろう。

それを防ぐためには電力は再エネ化が進むのに合わせ、これまで化石燃料を使っていた分野に進出し新たな顧客を獲得していくべきだろう。それは結局低炭素化やエネルギーの国産化につながる。