「放射線の話」


いわゆる放射能放射線の話。胃がん検診を受ける場合の4ミリシーベルトという量を考えるために読んでみた。ジャーナリストの手によるものでそれほど専門的ではないが知りたいことはだいたい書いてある。前に推定したがん発生率0.05%は多分あっているだろう。しかし確かに放射線はガンの治療にも使われる。一般に放射線細胞分裂が激しいところのダメージが大きいといわれている。だからもし胃がんがあって細胞分裂を多く起こしていればかえってレントゲン検査を受けたほうがいい可能性もある。ただし胃がん放射線にたいする感度が低いといわれていてあまり使われていない。とすればレントゲンで胃がんになる率は多少低いかもしれない。一方ネットでいろいろ調べると早期胃がんが発見されて治療しなかった場合の5年生存率は人によっていうことが違うが60〜80%程度のようである。手術した場合は90〜95%といわれている。早期胃がんは今は内視鏡でとることが一般的らしいので手術によるダメージも少ない。とすればレントゲンによる胃がん発生率も少ないかもしれない。よってやはり胃がん検診は受けるべきである。なるべく早く見つけてなるべく小さいうちにとるのがやはり得と思う。また、わずかな放射線ががんにダメージを与えてくれる可能性もないこともないかもしれない。もし見つかったときに早期でなくすでに転移があったりする場合にはあまりがんと戦うとかえって悲惨な結果になる可能性があるのでそのときは近藤医師路線になるかもしれない。肺がんの場合は近藤医師のいうように検診を行ってもなかなか効果はあがらないらしいが肺がん検診は0.34ミリシーベルトなのでわざわざ受けないほどのことでもない。よって次の検診はやっぱり普通に受けることにする。