給付付き税額控除


今日の新聞に給付付き税額控除を検討と大きくでてたのでびっくり。こんなのはもっと先の話かと思っていた。実現はどうかわからないがさすが民主党である。普通税金は所得に応じて課税され、所得の少ない人には課税されない。これを所得の少ない人には負の税金、つまり現金給付をするという制度である。ことばだけで実際どんな制度になるかはわからないが、設計次第では今ある生活保護、基礎年金、子供手当、失業手当、セーフティネットなどを全廃してこれに置き換えられるかも知れないほどのすごい制度である。これらはどれ一つをとっても将来を考えると頭の痛い問題ばかりなので給付付き税額控除に統一できればことは簡単になる。給付の部分を負の所得税と考えるか、定額給付金と考えるかで制度は大きく変わるが、実態は同じである(URL参考)。
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定額給付金と考えれば上記にあげたすべてと同一視が可能になってくる。いってみれば今まさに導入しようとしている子供手当をすべての国民に適用するようなものだ。国家財政とか経済的な効果はわからないがこれが導入されれば個人にとって将来の不安が大きく減ることは間違いないと思う。民主党にはがんばってもらいたい。とにかく現実を前提に対策を考えるのではなく、理念先行で制度設計をし、現実的に修正するという順序はいいことだ。未来に光が見える。