どんなに馬鹿な頭でも自分の頭で考える

最近まで日本は優秀な官僚が支えているので誰が大臣になっても大丈夫と言われていた。しかし民主党脱官僚をとなえて政権をとった。官僚より民主党が優秀だからそういう結果になったのか?そうではないだろう。おそらく今でも民主党より官僚の方がはるかに優秀だ。その官僚をうまく使わず震災対応がへたくそだと菅政権は批判されている。確かに自民党のように官僚丸投げ政権だったらもう少しうまく対応できたかも知れない。しかしだったら政治家なんて要らないでしょ。官僚が優秀なのは確かだが、本当の意味で優秀だったら少子化年金問題原発事故も起こらなかったはずだ。官僚には一旦決まったことは変えられない限界があるのだ。なぜ優秀な官僚を馬鹿な政治家が使う仕組みになっているのか意味を考えるべきだ。政治家に求められるのは能力が高く要領よく仕事をてきぱきこなせることではなく、(もちろんそんな能力はないよりあった方がいいには違いないのだが、)それよりも、真に国家のためになることを自分の頭で考えて決断、実行出来る能力と思う。その頭がどんなに馬鹿な頭であっても、その立場になった以上はそれが仕事だ。そういうことを歴代の自民党政権がしっかりやっていれば少子化年金問題原発事故も起こらなかったと私は思う。菅政権は自民党負の遺産の処理に追われているのであって問題を作っているわけではない。政権運営が下手だからと言って菅政権を替えれば問題が解決すると考えるのは間違いだ。もちろん菅政権あるいは民主党に任せれば問題が解決するわけでもないが、やはり少子化や国家財政悪化を放置した自民党や児童手当て拡充をうたいながら子供手当ては本気でつぶそうとする公明党より、少子化対策として子供手当て、年金対策として全額税方式基礎年金、原発にたいしては経済産業省から独立した原発チェック機関の設置をマニフェストに記している民主党の方が自分の頭で考える力はあると考える。菅おろしに躍起になっている人たちは日本の将来をどう展開しようとしているのだろうか。