解散総選挙

衆院が解散された。民主党政治は結果だけ見れば失敗だらけ。マニフェストなど実現できていないものが多い。そしてちまたの予想では次の政権は自民党らしいから、民主党は失敗したまま終わりなのだ。しかし自分からみれば民主党政権は評価できるところが多い。マニフェスト選挙を行いそれに基づいて政権をとった。これだけで成功だ。そして政権が終わったときマニフェストに基づいて成果をチェックでき、失敗が多かったとわかることが成功である。マニフェストは実現しないのにマニフェストにない消費税は実現させた。しかし今団塊の世代が大量退職するのだから所得税から間接税へのシフトは当然のことだ。これも評価する。原発事故対応も直後からその対応は評価できると思っているし、現状再稼動しているのは大飯だけで事実上脱原発が実現していることも評価する。
 一方他の党はどうか。維新の会は期待するが自分の選挙区では候補はいないようだ。自民党民主党の苦労はほとんどが自民党のこれまでの無策が原因しているのにそれを反省もせず、解決がうまくできないことを攻撃している。大震災後は党利党略に走り、迅速な対応を妨げていると思う。菅総理の注水中断デマなど最たるものだ。公明党も同様だ。子供手当てなど公明党が賛成すれば実現したのにわざわざつぶした。少子高齢化がいわれて久しいのに、そして団塊の子世代が子供をつくる最後のチャンスだったのに、政治家は子供はいらないという結論を出した。なぜ自民党と連立野党をするのか、まったく理由がわからない。国民の生活という党もあるようだが、私は小沢を評価しないわけではないし、民主党を飛び出した理由もわからないではないが、震災対応で総力を結集すべきときに菅おろしに走るようなところは信頼できない。
 結局のところ、次の選挙ではどんなに力不足でもやはり動機が評価できる民主党に入れるしかない。そして、官僚組織を動かせない力不足はみんなや維新の会の力を借りて対処するよう願う。