菅内閣総辞職

ついに菅内閣が総辞職した。しかしいまだにどうしてあれほど菅さんを皆がやめさせたがったのか理解できない。もし問題があれば震災前にわかっていたはずだし、去年の代表戦までにも何ヶ月もあったのだからそこで代表として選んだ以上どうして不信任案可決までありうる状況になるのだろうか。
原発事故はいってみれば自民党が起こしたものであり、震災後の政府対応が遅れたのも自公が日本のことを考えず法案を通さないという実力行使にでたからではないのだろうか。菅内閣が震災後の処理に追われている間に自公やメディアによる宣伝戦に負けたかのような印象だ。しかし野田総理が誕生することになったので野田総理になってなにごともスムーズに行くようになったら確かに菅総理がいけなかったのだろうと思えるだろう。これまでと同様いろいろうまくいかなければ、菅おろしの動機は別にあったと見なければならない。菅さんをおろしたところで民主党政権であることにかわりはないし、ねじれ国会であることもかわらない。菅おろしをしたところでなんの解決にもならない。自民党などは菅総理でいてもらったほうが次の選挙で自党に有利になるとかんがえないのだろうか。なお、今回代表戦で小沢派は海江田氏を推した。小沢派が電力会社マネーをあてこんでいて、経産大臣の海江田氏と結託したと考えるのはうがちすぎだろうか。そうだとすれば6月の小沢派不信任案賛成票の準備ということもうなづける。