朝まで生テレビ

300回記念というものを見た。300回もやってたらしいが見るのは初めて。出演者は田原総一郎のほか、細野大臣、河野太郎菅総理の補佐官だった田坂、毎日新聞の長谷川、元経産省役人の澤、北海道大学奈良林、元原子力委員の木元。細野大臣、河野太郎、長谷川、田坂の議論は見ごたえがあった。議論はしているがこれらの人たちの主張は至極真っ当なものだ。一方、どうしようもないのは澤、奈良林、木元。言っていることが言い古されたお決まりのフレーズで聞く価値がないだけでなく(澤は聞く価値がないとはいわないが)人の意見や質問を聞くという能力がないようだ。ここでも非推進派と推進派のレベルの違いは明らか。推進派はどうしようもない人材で構成されているということだ。若手の政治家がこれだけレベルの高い話をしているのは日本の希望である。マスコミはいつも政治家の批判ばかりしているが、実はレベルが低いのが官僚やマスコミであって、政治家のレベルは意外と高い。なにせこの20年で選挙制度を変え、政界再編を実現し、政権交代を実現させたのは政治家自身なのだ。自分たち自身を改革することの難しさはいろいろなところで指摘されることだが、日本の政治家は曲がりなりにもそれをやってきた。そしてその最大の貢献者は小沢だ。マスコミは小沢が反記者クラブであるせいか、とにかく攻撃するが、自分たちのレベルの低さを自覚すべきである。テレビ朝日もそんなに信頼していないが、この番組、そして人選はなかなかだ。まあ、これまで自分もみたことがないような番組だから影響力は低いだろうが。いい番組だった。