太陽光発電の採算(去年と今年)

 うちの太陽光発電は年間1380kWh発電し、予想の1192kWhを大きく上回り採算は改善されてそれはいいことなんだけど、わずか1年前の補助金の制限は1kW70万円以下だったのに、今の補助金の制限は1kW47万円以下だ。買い取り価格は42円に下がってはいるが。
 もしうちの太陽光が47万円/kWで付けられたら、去年付けるのと今つけるのではどのくらい差があるのだろうか。購入価格は去年は393万円。今年だったら303万円。その差90万円。一方発電量は去年1年間で1380kWh/kW発電したので10年6.45kWだと89010kWhだが、10年の収入は48円の場合は427万円。42円の場合は374万円。差し引き去年だと10年の収支は34万円、今年だと71万円。今年つけたほうが37万円もお得。実際には自家消費分はこの計算にははいらないから収入の差は縮小するだろう。
 全額借金の場合さらに金利負担が加わる。去年だと52万円。今年だと30万円。あわせて今年つけたほうが59万円もお得。補助金は去年の方が多く出ているが、それでも差は22万円くらい。ちょうど去年と今年の金利負担の差くらいなので結局今年つけたほうが37万円もお得だった。
 まあこればっかりは去年の段階で今年の太陽光の値段を予測できないのでしょうがない。投資にリスクはつきものだ。
 とにかく太陽光は今なら約10年で元がとれ、あとは勝手に稼いでくれるお買い得商品だ。山本太郎が就職したソーラーリフォームのページを見ると中国製サンテック社なら36万円/kwからあるようだ。もしこれが家のHITなみに発電したら26円でも10年でもとがとれる。補助金・高額買取なしでも太陽光が10年でもとがとれる時代が目前なのだ。そして2台目の車として電気自動車が普及し、そこに電気をためて夜使うことができれば自動車を含めた家庭のエネルギーをほぼすべて太陽光でまかなうことが可能になる。そんな時代は10年もしないでやってきそうだ。原発なんかはもう10年もすれば不要になるということだ。
 もし今つけるならそんな時代に備えてなるべく大きな太陽光をつけておいたほうがよい。そのほうが高額買取分の割合も増えるしお得です。