「ザ・クリスタルボール」

ゴールドラットの小説の最新のもの。書評では目新しさがないとの評判だったが、確かに。大量小売と在庫の話なので自分の仕事とも結びつかない。社長の娘と結婚したポールは一般社員としてその会社に入り、ある店の店長をやっているが、ある日倉庫の水道管が壊れ、使えなくなり、倉庫の在庫を一時的に地域倉庫においてもらった。するとなぜかその月にポールの店は地域一番店になり、その原因を突き止めてそれを全社に展開し、COOになるというストーリー。水道管破裂からなぜか地域一番店になってしまい、その原因探しをしているところが面白く、わかってしまえばあとはこれまでの展開と同じなので意外性はないが、まあまあ読み物としては面白かった。そういえば一連のゴールドラットの訳者も1959年生まれだそうだから同世代といえば同世代。関係ないか。

ザ・クリスタルボール

ザ・クリスタルボール