「ザ・コーチ」

「ザ・コーチ」最高の自分に出会える(目標の達人ノート)

ザ・コーチ

ザ・コーチ

「仕事は楽しいかね」とまったく同様にたまたま同じベンチに座った大企業の創業者に成功の秘訣を教えてもらうというお話。このシチュエーションはダサいし「仕事は楽しいかね」の日本版という感じだが、話の流れはより自然で読み物としても悪くないし、テーマも「目標の達人」に絞って体系化されておりわかりやすいし納得しやすいなかなかいい本だ。目標、目的、ゴール、夢、ビジョンのそれぞれの意味と関係の説明が最初にあるが結構納得。また、この手の本にはあまりみたことの無い言葉の親和性みたいな話も面白い。同じ夢でも夢を叶える、夢を見る、夢を描く、夢を形にする、夢をつかむ、など言い方でそのイメージは大きく変わる。自分の価値観に合う言葉を選ぶことが重要というのはなんか文学的だが言われてみれば確かにその影響は大きそうだ。自分の場合この手の本を読んで「成長」という言葉がでてくるとなんか拒否反応がでてくる。この年まで成長しなかったんだから今更成長なんかできるかと深層心理で思っているようだ。