太陽光買取価格対策

我が家は震災の2日前に太陽光をつけたので、もうすぐ48円買取が終わる。48円は高いようだが、付けたころは太陽光も高かった(400万近くした)ので10年間ではもとがとれない。12年程度でもとがとれそうだが、2年分はないわけだ。というわけで48円買取が終わった後のことを検討しよう。

まずはそのまま下がった価格で電力を売った場合。我が家の太陽光はこれまで年間約9000kWh発電し、約7000kWhを売電している。東京電力に今まで通り売ると8.5円とのこと。年間約59500円。今までの約1/6なのであと2年分を11年かかって回収ということになる。保守を頼んでるスマートテックというところなら11.5円で買い取ってくれるらしい。これだと年間80500円。回収期間は8年くらいに短縮される。でも2年たったらいくらになるかは不明。

売るより自宅消費を優先する場合を考えよう。エコキュートを昼間動かせば1日約8kWh年間2920kWh自宅消費が増える。これまで深夜電力約15円を使っていたからそれがなくなれば43800円のお得。プリウスPHVを昼間充電すれば約6kWh。しかし昼間車が家にあるってことはその日はあまり走らないから毎日6KWh充電することはないだろう。ざっと1/3として年間730kWh。この分深夜電力が無くなれば10950円のお得。あわせて54750円。使った残り3350kWhは売電できるから28475円(スマートテックなら38525円)の収入。合わせて83225円(スマートテックなら93275円)お得になる。

と、ここまで書いて気づいたが、自家消費は東京電力ならそれなりの効果があるが、その効果はスマートテックに変えたくらいのもので、スマートテックに売る場合には自家消費効果は小さい。自家消費での削減対象がもともと安い深夜電力だし、スマートテックの値段は深夜電力に近いので入れ替えても効果は小さくなってしまう。いろいろ工夫するのは無駄ではないけど効果としては買取をスマートテックに変えることが一番大きい。

スマートテックの買い取り額は2年たったらまた変わるかも知れないのでそうなったらまた事情はかわってくるが、とりあえず2年はスマートテックに変えるだけでもいいかも。エコキュートは時計を設定するだけだからやるとして、あとは変えることはないだろう。電気の使い方を変えると言うのは意外に労多くして効果が小さい。