海山太陽光の年間発電量の月ごとの推移

山と海の太陽光の年間発電量を月ごとに集計した推移のグラフを作ってみたらびっくりする結果になった。

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山の太陽光の年間発電量の月ごとの推移

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海の太陽光の年間発電量の月ごとの推移

いずれも左上が年間の日照時間推移、左下が年間の発電量推移、右下は発電量推移から日照変化を除去した太陽光だけの増減推移。パネルは山がインリーソーラー、海はJAソーラー、パワコンは山がパナソニック、海がIDEC。

海は最初の1年で2%程度下がっているがその後はほぼ一定なのに対して山は最初から現在まで一貫して毎年3%程度下がり続けている。階段状に下がっている見方もできなくはないが(12か月、36か月、54か月で下がって安定?)。期間ごとに検討すると2年目からは発電量が8割に落ちたがその後安定という結論だったが、なぜそれと違うのかは不明。

山の太陽光の下降は明らかなので、設置会社(エコスタイル)に異常ではないかと問い合わせた。結果はまだ来てない。シミュレーションでも年0.7%の減衰は考慮しているが3%は想定外だ。黄砂などの汚れも考えられなくはないが、ふつうは雨で流れて復活するだろう。上昇があまりみられないのは変。パネル洗浄をやり始めて半年ぐらいたつが、その効果も見られない。パワコンは9台とも正常に動作している。とすればパネルが年々いくつか死んでいるのか?5年で15%ものパネルが死んだのか?

パワコンは9台とも正常に動いているが気になることもある。パワコンの1と3はパネル枚数21枚、角度20度で同じはずなのに発電量が4%程度違うのだ。つまり少ない方のパネルは1枚死んでいる可能性がある。それは実は1枚でなく例えば3枚と2枚などの可能性もある。

パネルの異常を見つけるには裏側から温度を測ってみるのがいいようだ。というわけでサーモグラフィーの安いものを探して注文してみた。17099円。まだ来てはいない。これが来たらパネルの裏側を撮影して温度異常を調べてみようと思う。

 

それにしても年間発電量推移なんて簡単なことをなんで今までやらなかったのか悔やまれる。やっていればもう少し早く傾向を発見して対応できただろう。初期に比べ直近では年間10000kWhも下がっているから1年で29万円も損している。まあしかし、治せるかどうかの方が問題だな。今の段階で治せれば問題ないが、治せずこの傾向が続くといずれ発電量は当初の半分以下になり、借金の返済などにも支障が出てしまう。