東山魁夷


火曜は出張だったのだが行った先の会社のロビーに2枚大きな絵が飾ってあった。絵なんかに見入ることはめったに無いのだがこの2枚はすごい絵だった。1枚は桜と富士なのだが桜が画面半分くらいに詳細に描いてあって遠い富士との対比のせいかすごい迫力。誰の絵かはわからない。はんこには「私」というようにも読めるような一字がはいっていた。もう一枚はなんてことはない湖の向こうの森を描いているのだがどうにもすばらしいのである。色合いというか配置というか、湖の描き方というか。はんこを見るとどうも東山魁夷の版画であるらしい。演奏家と一緒で有名な画家というのにはどうも不信感があるのだが東山魁夷はやはりすごいと思う。なぜこのような絵が描けるのか。心憎いばかりである。