「迷惑メールは誰が出す?」


迷惑メールはメールシステムの通信量の85%にも達しているそうである。この本は迷惑メールがなぜ出されるか、どのような仕組みで送られるのか、なぜメールシステムが迷惑メールを排除できないのかなどを解説している。誰が出しているかの記述はないので題名は適切ではないかもしれないが。それにしてもこの手の分野の本としては非常にわかりやすく書いてある。大雑把に理解するのにちょうどいい。迷惑メールなんて誰もみないかと思っていたがアンケートをとると1割程度の人はみたりするらしい。一方出す側としては0.001%の人が迷惑メールにひっかかっても元がとれるらしい。ということはやっぱり迷惑メールを出す側は大儲け。おれおれ詐欺と似たような構造であるがはるかに手間がかからず世界中を市場にできるのだ。これを遮断するシステムは作ることは可能なのだが今までのメールシステムと相互利用ができなくなるのでかえられないのである。結局個人としては今やっているような注意の方向(開かず無視する、ウイルスチェックをする等)しかない。まあ結論は月並みだが正しい対応を再確認したような感じである。